「つまらない発表」と「よくわからない発表」
研究発表に対する感想
- つまらない発表だった
- よくわからない発表だった
どちらの方がより良い発表だったと言えるでしょうか。
答え
いろんな答えがあると思いますが、ここでは「つまらない発表」をする方が、より良い発表として考えます。
なぜならば、聴衆が発表に対して「つまらない」という感想を抱いている時点で発表内容を理解できているからです。 面白さを伝えることはできなくても、聴衆は発表内容を理解することができたのです。
一方で、「よくわからない発表」では、聴衆はまだ発表内容を理解することができていません。 せっかく時間をさいて聞いてもらったのに、内容を理解してもらえなかったら、ほとんど意味がありません。
発表内容を理解できてない人は、その発表に対して「面白かった」「つまらなかった」と感想を述べるよりも、「よくわからなかった」と感想を述べるのではないでしょうか。
面白くなくていい、理解してもらおう。
弊学だと、学部4年次や博士課程前期2年次に卒論・修論発表会があるのですが、頑張って研究内容を伝えようとして、結局意味わからない発表になっている学生さんがよくいます。
面白さを伝えようと頑張る前に、まずは聴衆が短い時間で理解できるスライドを作ることを心がけていきましょう。
(わたくしも心がけています。)
参考
今日のゼミの先生の言葉。